長秀寺の歴史
千葉県勝浦市東部の部原にある天台宗の古刹。図中右下の略縁起によれば、延暦年中(782~806)最澄の開基、貞観二年(860)円仁により再建とある。寛文三年(1663)の火災で、一切の記録・什宝類を失って詳細は不詳。寛政八年(1796)に、檀徒が協力して現在地を開き堂宇を建立した。図には、現在の豊浜海水浴場にあたる砂浜が左に見え、太平洋上に黒煙を吐く蒸気船などが見える。この頃の寺域は750坪余で、名門江澤家(博覧図に干鰯・搾粕「江澤潤一郎邸宅之図」がある)をはじめ、名主・網元の菩提寺として栄えていた。
長秀寺の概要
| 名称 | 長秀寺 |
| 宗派 | 天台宗 |
| 本尊 | 阿弥陀如来/不動明王 |
| 住職 | 浅野 航秀 |
| 所在地 | 〒299-5223 千葉県勝浦市部原116 |
| 電話番号 | 0470-73-1282 |